ミズノ、プロバット職人引退へ
米大リーグのイチロー選手らのバット作りを手掛けてきた「プロバットマイスター」が今春、約半世紀にわたる職人生活に幕を下ろす。ミズノ子会社ミズノテクニクス(岐阜県養老町)の嘱託社員、久保田五十一さん(70)は28日、同社で記者会見し、後継者の育成にめどが立ったことと高齢を理由に引退を決意したと表明した。
「プロ野球選手らからの支援・指導が55年間続けられた大きな力だった」と晴れやかな表情で語った。米大リーグで活躍した松井秀喜氏からメッセージが寄せられ、「久保田さんのバットでプロ野球人生の試合すべての打席に立てたことは誇り」とたたえた。
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