【ワシントン共同】米国家テロ対策センターのオルセン所長は29日、ソチ冬季五輪の安全対策について、警備の厳重な競技会場よりも周辺の公共施設などの「ソフトターゲット(狙いやすい標的)」の方がテロに遭う危険性が高いとの認識を示した。上院情報特別委員会の公聴会で証言した。
所長はロシア南部が過激派の活動拠点であることを指摘し、ロシア警備当局が競技会場のテロ抑止に全力を挙げていると言明した。その上で「潜在的にテロの懸念があるソチ近郊や、その周辺地域のソフトターゲットがより危ない」ことを問題点として挙げた。
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