全国・海外ニュース/ スポーツ

厳重警備も野犬はパス

[2014年02月05日 11:19]

 ソチ冬季五輪で世界中の報道機関が集まるプレスセンター。24時間、明かりがともる“不夜城”は手荷物検査、警察官のボディチェックを経ないと入館できず、テロに対する警戒を実感する場所の一つだ。その入館ゲートをくぐった先に居たのは…。
 「ワン、ワン」「なぜ、首輪のない大きな犬がいるの?」。そう、ソチは街中のいたるところに犬を見かける「野犬天国」なのだ。
 野犬が増えた理由は五輪公園の工事に従事していた出稼ぎ労働者たちが餌付けして「ペット」としていたため。昨年末までは公園内の労働者が宿泊するプレハブ小屋の周りにエサを求める犬たちが群がる光景が見られた。ただ本番が近づくにつれて、ソチ市が狂犬病防止のために駆除に乗り出し、その数は目に見えて減ってきている。
 会場から数キロ離れたメディア関係者用のホテル周辺にいた犬も最近は見かけず、パンを与えていた女性ボランティアは「さみしいね」と悲しそうな表情を浮かべた。そんな中、地元の情報サイトに「野犬の保護センターを臨時で設置」という心温まるニュースが掲載された。(ソチ共同=吉谷剛)

スポーツ一覧

2月05日

2月04日

2月03日

2月02日

2月01日

1月31日

1月30日

1月29日

1月28日

1月27日

1月26日

1月25日

1月24日

1月23日

1月22日

1月21日

1月20日

1月19日

1月18日

1月17日

1月16日

1月15日

1月14日

1月13日

1月12日

1月11日

1月10日

1月09日

1月08日

1月07日

※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA