上甲正典・済美高監督の通夜営む
選抜高校野球大会で2校を初出場優勝に導き、2日に67歳で死去した愛媛・済美高監督の上甲正典氏の通夜が3日、松山市内の斎場で営まれた。親交が深かった高知・明徳義塾高の馬淵史郎監督や、指導を受けた済美高の安楽智大投手ら約700人が参列し、別れを惜しんだ。
8月末に見舞った馬淵監督は「ありがとうございました以外に掛ける言葉がない」と心境を明かし「あの人でも病気に勝てなかったと思うと悲しい。いや、悔しい」と唇をかんだ。
長女で喪主の夕美枝さんは「夏の大会以降も、野球を続ける気概を持っていた。父も上甲スマイルで感謝していると思う」とあいさつした。
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