大相撲の十両以上の力士で構成される力士会が25日、東京・両国国技館で開かれ、横綱日馬富士が巡業での稽古内容の充実を促した。事前の議題に入っておらず、異例の呼び掛けとなった。
出席者によると、日馬富士は冒頭に立ち上がり「お客さんが来てくれているのだから、1番でも2番でもいいから土俵に上がりましょう。けがをしているのはみんな同じだ。たとえ相撲が取れなくても、ぶつかり稽古で胸を出しましょう」と訴えかけた。各力士は拍手で賛同したという。
ことしの春巡業では稽古量に個人差が大きかったが、日馬富士は左足首痛を抱えながらも若手に胸を出し続けた。
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