横綱鶴竜「優勝してなんぼ」
大相撲の横綱鶴竜は1日、大阪市東成区の時津風部屋に出稽古し、巧者の幕内豊ノ島に対し13勝1敗と上々の調整ぶりを示した。8日初日の春場所(大阪市ボディメーカーコロシアム)では横綱としての初優勝が懸かり「これ以上、番付がない。優勝してなんぼ」と並々ならぬ意欲を語った。
まわしを引いて寄る取り口が目立った。優勝争いの中でも悪癖の引き技で墓穴を掘ることを反省。「直さないといけない」と自らに言い聞かせた。
浪速の土俵では12年の場所後に大関となり、昨年は初優勝して横綱昇進を決めた。験のいいことは意識しておらず「応援に応えたい」と力強いまなざしで語った。
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