日本高野連は30日、大阪市内で定例の審議委員会を開き、男子部員の自殺の要因がいじめとされた広島県立総合技術高野球部の処分について、有期の対外試合禁止処分が相当として、5月9日の日本学生野球協会審査室に上申すると決めた。いじめが要因の自殺に関連した事案を審議するのは初めてという。
当時1年の部員が2月に自殺し、同校は3月に「他の野球部員によるいじめが要因の一つと思われる」とする調査結果を発表した。日本高野連の西岡宏堂審議委員長は「学校がいじめがあったと言うのに、なかったとはいえない」と話し、自殺したという結果が重大と判断した。
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