綱とりから一転、初のかど番となった大関稀勢の里が5日、大阪市港区の田子ノ浦部屋で幕内高安と22番取った。先場所中に痛め、千秋楽休場の原因となった右足親指の不安を感じさせない動きで18勝し「万全まではいかないが、状態は上がっている」と回復ぶりをアピールした。
高安の激しい張り手にも崩されず、得意の左四つに持ち込む場面もあった。見守った田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)も「体も動いてきている。(大阪に)来た当初とは全然違う」と目を細めた。
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