羽生選手、生きるのに精いっぱい
「生きていくのに精いっぱいだった」。ソチ冬季五輪フィギュアスケートで日本男子初の金メダルに輝いた羽生結弦選手(19)=仙台市出身=は24日放映の米CNNテレビとのインタビューで、東日本大震災に被災した苦難の中で栄光をつかんだ軌跡を振り返った。
羽生選手は「(震災直後は)スケートをやめて、家族と一緒に生きることを最優先しないといけないと思っていた」と打ち明け、厳しい環境下で生活再建に乗り出したことを紹介。しばらくしてイベントに呼ばれ、それから「スケートをやろうと思った」と述べた。
練習に励んだ「アイスリンク仙台」は大きな被害を受けて一時閉鎖された。
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