突貫工事のW杯開幕戦会場を視察
【サンパウロ共同】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会を開催する同国のルセフ大統領が8日、度重なる事故で完成が予定より大幅に遅れているサンパウロ東部のサンパウロ・アリーナを視察した。観客席の設置作業などが続く傍らで作業員らと触れ合い、突貫工事をねぎらった。6月12日の開幕戦、ブラジル―クロアチアの舞台となる。
同アリーナでは昨年11月に作業中のクレーンが倒れて作業員2人が死亡。ことし3月にも転落死亡事故が起き、深刻な作業の遅れが生じた。ピッチには青々とした芝が敷かれるなど完成が近いが、競技場の外では道路の整備など大規模な工事が続いた。
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