日本オリンピック委員会(JOC)は17日の選手強化本部会で、抜き打ちドーピング検査における居場所情報の提出で選手の義務違反が相次いでいるのを「非常事態」だとして加盟団体に指導を徹底するよう求めた。
選手は検査員が訪問できるよう各日1時間の居場所を事前に登録する必要があるが、登録を怠ったり、登録した場所に不在で検査を受けられなかったりするケースが多発している。現規定では1年以内に3度違反すると、処分される。
JOCの尾県貢アンチ・ドーピング委員長は「うっかりミスが多い。2020年東京五輪に向けて、さらに啓発していかないといけない」と述べた。
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