神父の井上洋治さんが死去
日本人にとってのキリスト教の可能性を問い続け、遠藤周作さんら多くの作家と交流があったカトリック神父の井上洋治(いのうえ・ようじ)さんが8日午後1時10分、脳内出血のため東京都西東京市の病院で死去した。86歳。神奈川県出身。告別式は18日午後1時から東京都文京区関口3の16の15、東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂で。
1950年、留学のためフランスに向かう船で遠藤さんと出会い、意気投合した。母性的な「許す神」こそが日本の風土に合うという考え方は多くの作家に影響を与え、安岡章太郎さん、高橋たか子さんらに洗礼を授けた。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。