和歌山で幸せ願いひな流し
女性の成長や幸せを祈り感謝する神事「ひな流し」が3日、和歌山市加太の淡嶋神社で行われた。「元気に育ちますように」。参拝客約3千人が見守る中、願い事が書かれた紙の人形とおひなさまを乗せた小舟が、春の海へと送り出された。
参拝客の女性らが、全国から奉納された内裏びな約400体を乗せた小舟3隻を担いで海岸へ。東日本大震災や紀伊半島豪雨から3年になるのを前に、前田光穂宮司(53)が「この国が平穏な日々を送れるように」とする祝詞をあげ、小舟を沖へ流した。
3日はおひなさまの十二単もはためく強い北風のため、例年とは別の海岸での神事となった。
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