「重文級」中国鏡寄贈へ
兵庫県教育委員会は10日、中国の戦国時代(紀元前5~前3世紀)や隋・唐時代(6~10世紀)の青銅鏡など300点以上を県内の収集家から寄贈を受けると発表した。専門家は「日本の重要文化財に匹敵する青銅鏡が20~30点ある」と評価している。今後、研究者とコレクションを調査して受け入れ時期を決める。
県教委によると、寄贈されるコレクションの中には、夏時代(紀元前2千年ごろ)の青銅鏡と推定される最古級の「松緑石象嵌鋸歯縁鏡」や、2枚の鏡を重ね合わせて作られた戦国時代の「二重鏡」13点がある。
寄贈するのは、30年以上中国の鏡を収集してきた兵庫県加西市の会社社長。
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