宇治・平等院、鳳凰の金色再び
京都府宇治市の平等院は24日、修理中の国宝・鳳凰堂の屋根を飾る鳳凰像1対に金箔が施された姿を報道陣に公開した。1053年の鳳凰堂建立時の光り輝く姿が再現された。
平等院によると、像は高さ約90センチの青銅製で、2体1組。金メッキが施された初代の国宝の像に代わり、1968年に棟上げした2代目。
この日は神居文彰住職らが法要を行い、花びらをかたどった紙片をまく散華をしながら読経した。僧侶が白い幕を下ろすと、光を受けて優美な金色に輝く像が現れた。
鳳凰堂の通常拝観は4月3日から再開し、一部で9月ごろまで工事を続ける予定。
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