海女を継承し、文化遺産に
全国最多の海女がいる三重県鳥羽市は2日、同県志摩市などと、海女文化の継承について考え、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指そうと、津市内で「海女文化シンポジウム」を開いた。
午前中は、日本と韓国の海女研究者の講演に続き、鳥羽市、志摩市、石川県輪島市、福井県坂井市、京都府伊根町、千葉県南房総市から来た現役の海女計16人が体験談を話した。
採ったウニやアワビをつまみ食いしたエピソードを笑いを交えて語ったほか、「(テレビドラマで取り上げられ)注目されて誇りを持てるようになった。後継者が少なくなっているので育てていきたい」という声も出た。
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