「アンネの家」が図録を寄贈
東京都内の公立図書館で300冊を超す「アンネの日記」や関連書籍が破られた事件を受け、オランダ・アムステルダムの博物館「アンネ・フランクの家」のヤン・エリック・ダブルマン教育プロジェクト部長が8日、最も被害の多かった杉並区を訪れ、博物館の図録3400冊を全国の図書館に寄贈することを明らかにした。
アンネが戦時中、ナチスドイツの迫害から逃れる隠れ家にした博物館の模型300個も、日本各地の学校へ贈ることも表明。同博物館の寄贈としては過去最大規模になるという。
ダブルマン氏は「友好関係を広げ、強固にすることで、今回の事件は忘れ去られるでしょう」と述べた。
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