元タカラジェンヌが結集し、宝塚歌劇の100周年を祝う公演「セレブレーション100! 宝塚」が5~6月、東京や大阪などで開かれる。歴代のトップスター39人が競演し、「すみれの花咲く頃」をはじめ、人気ナンバーを披露。華やかに記念イヤーを彩る。
中核メンバーの杜けあきは「100周年も本番。お祭り騒ぎのように楽しみです。タカラヅカの伝統や歴史を伝えられるよう頑張りたい」と目を輝かせる。
「主婦代表です」と自己紹介した稔幸は「数年前からOG公演に参加し、パワーをもらっている。家族を捨てて臨みます」と冗談を交え、気合をにじませた。
日替わりのスペシャルゲストを含め、約50人のOGが出演。宝塚音楽学校の39期生から96期生までと年齢層も幅広く、高嶺ふぶきは「年輪は芸の上だけで見せたい」と笑いを誘った。
公演は、歴史を彩ったナンバーで構成する前半に続き、後半は名作編。公演日によって「ベルサイユのばら」「エリザベート」「風と共に去りぬ」のいずれかを特集する。
姿月あさと、湖月わたるら会見に顔をそろえたトップスターたちは、世代や組の違いを超えたOG共演を「現役時代は考えられなかった」「憧れていた大先輩と同じ舞台に立てる」と喜んだ。
構成・演出は「宝塚歌劇の殿堂」に選ばれた三木章雄。「キーワードは『伝説』。めでたく、楽しく、タカラヅカの魅力を再発見してもらえるようにしたい」と話した。
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