古都奈良で早春の大茶会
奈良市で12日、東大寺や春日大社など7寺社を舞台に、三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)と遠州流が5日間にわたり茶席を開く大茶会「珠光茶会」が始まった。
わび茶の創始者とされる室町時代の茶人村田珠光の出身地であり、寺社を中心に茶の湯の文化が息づく古都奈良で、オフシーズンの新たな観光行事にしようと市などが主催する初の試み。
春日大社ではこの日、普段は一般に公開されていない徳川綱吉の母・桂昌院が寄進した「桂昌殿」を会場に、濃茶が振る舞われた。
7寺社のチケットは既に完売している。
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