アラン・レネ監督死去
【パリ共同】フランス公共ラジオによると、1950年代にフランス映画界で起きたヌーベルバーグ(新しい波)運動の旗手の1人で映画監督のアラン・レネ氏が1日、パリで死去した。91歳だった。詳しい死因は不明。
22年フランス西部バンヌ生まれ。パリ高等映画学院で学んだ。ナチスドイツのアウシュビッツ収容所に関する短編記録映画「夜と霧」(55年)で注目された。代表作は、第2次大戦後の広島を舞台に、戦争で心の傷を負った男女を描いた「二十四時間の情事(原題ヒロシマ・モナムール)」(59年)や60年代に公開された「去年マリエンバートで」、「アメリカの伯父さん」(80年)。
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