宮沢賢治のバイオリン奏でる
京都市上京区の「京都仏立ミュージアム」で15日、作家宮沢賢治の遺品のバイオリンによる演奏会があり、賢治の弟清六さん(故人)のひ孫で同志社大1年の宮沢香帆さん(19)がゆかりの曲を披露した。
バイオリンは農民に音楽に触れてもらおうと、賢治が収集していた楽器の一つ。清六さんやその子孫が遺品として保管していた。演奏会で使われるのは珍しいという。
香帆さんは岩手県花巻市から訪れた両親とともに壇上に上がり、賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」など約10曲を披露。父和樹さん(49)が曲の紹介をし、母やよいさん(47)がピアノの伴奏や詩の朗読を担当した。
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