難波宮跡出土の柱は7世紀前半
大阪市中央区の難波宮跡で見つかった柱2本が、年輪に含まれる酸素同位体(重さが異なる酸素原子)を使った新しい年代測定法で、7世紀前半の伐採とみられることが判明し、大阪府文化財センターが24日、発表した。総合地球環境学研究所(京都市)の中塚武教授(環境学)が調べた。
残った年輪が100年分に足りないため、従来の年輪年代法が使えず議論が続いていた。新手法は年輪が約50年以上あれば全ての樹種で測定が可能で、考古学や建築学、災害史などへの応用が期待できそうだ。
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