沖縄 サキタリ洞遺跡を公開
沖縄県立博物館・美術館(那覇市)は15日、国内で最古となる旧石器時代の貝製の道具や装飾品が見つかったサキタリ洞遺跡(同県南城市)を報道陣に公開、「古い地層が残されており、旧石器文化を解明する手がかりになる」と学術上重要な遺跡であると強調した。
二枚貝を割って一部を鋭くした貝製の道具とビーズ状装飾品は、石灰岩の洞穴内の地表から約70~80センチ下にあり炭化物を多く含む黒い地層から出土した。人骨のほか、カニの爪やネズミなどの骨、焼けた形跡のある土も一緒に見つかっている。
博物館は2014年度も調査を続け、旧石器時代の人類文化の解明を進める。
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