鹿児島テレビ放送(鹿児島市)の番組が南日本放送(同市)の取材した音声を無断で使用した問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は10日、「取材・制作の過程は『適正』とは言えず、放送倫理に違反している」との意見を発表した。
同委員会によると、鹿児島テレビ放送のクルーは昨年6~8月、高校の新体操部の活動を取材した。その際、南日本放送のクルーが無線のピンマイクを用いて収録していた音声を無断で受信、3本の番組で使用した。
委員会は「他局の取材成果を無断で使用してはならないということは、放送人としての常識」と批判。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。