愛知の「はだか祭」に20万人
ふんどし姿の男たちが厄落としのために激しくぶつかり合う奇祭「国府宮はだか祭」が12日、愛知県稲沢市の国府宮神社であり、神社発表で約20万人の見物客が詰めかけた。
祭りは「儺追神事」とも呼ばれ、約1200年前から続く伝統行事。くじで選ばれた「神男」に触ると、厄が落ちるとされる。
ことしの神男に選ばれた稲沢市の会社員田島康正さん(32)が午後4時55分ごろ、参道に現れると、鉢巻きにふんどし姿の「はだか男」約9千人が殺到。神男に触れようと、「わっしょい」と声を上げながらもみ合った。もみくちゃにされた神男が「儺追殿」にたどり着くと、歓声と拍手であふれた。
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