奈良・東大寺でお水取り始まる
奈良市の東大寺で1日、奈良時代から続く宗教行事「修二会」(お水取り)の本行が始まり、練行衆と呼ばれる僧侶らがたいまつに導かれ、修行の舞台となる二月堂にこもった。
修二会は東大寺大仏が開眼した752年に始まって以来、一度も途絶えずに引き継がれてきた「不退の行法」。練行衆11人は二月堂の本尊十一面観音像に日々の過ちを悔い、体を床に何度も打ち付けるなど、2週間にわたる激しい修行に臨む。
地元では「お水取りが終わるまでは暖かくならない」と語り継がれ、古都奈良に本格的な春の訪れを告げる風物詩ともなっている。
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