東京都内の公立図書館で300冊を超す「アンネの日記」や関連本が破られたことを受け、28日に始まった東京国際文芸フェスティバルに参加した海外の作家からは「事件は誇張されるべきではない」「(本の)寄付に感銘を受けた」などの声が上がった。
イスラエル人作家のエトガル・ケレットさんは「今回の事件は誇張されるべきではない。被害を受けた本が入れ替えられ、問題なく読んでもらうことが大事」と、冷静な対応を呼び掛けた。
米作家ネイサン・イングランダーさんは、大戦中にユダヤ人を救った外交官杉原千畝さんの名前で計137冊が図書館に寄付されたことに触れ「感銘を受けた」と述べた。
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