藤倉さん、名古屋フィルと契約
名古屋フィルハーモニー交響楽団(名古屋市)は21日、欧州で活躍する気鋭の作曲家藤倉大さん(36)=ロンドン在住=の新作を4月から3年間、提供を受け、初演する契約を結んだと発表した。
藤倉さんは国際ウィーン作曲賞や芥川作曲賞、尾高賞など名だたる作曲賞を数々受賞。演奏者が客席で楽器を奏でたり、洋楽器と邦楽器を協演させたりするなど独創的な曲を作り、各国で演奏されている。英国のフィルハーモニア管弦楽団と名フィルが共同で作曲を依頼したこともある。
名フィル常任指揮者マーティン・ブラビンズ氏が藤倉さんと懇意で、新曲初演を数多く指揮していることから、契約が実現した。
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