称徳天皇朝賀の旗ざお穴見つかる
奈良市の平城宮跡にあり、奈良時代後半に称徳天皇の宮殿だった西宮から、元日朝賀などの国家儀式で使われた旗ざお「幢旗」を立てたとみられる七つの柱穴が2列見つかり、奈良文化財研究所が6日、発表した。
歴史書「続日本紀」によると、西宮では称徳天皇が765年に元日朝賀を、法王の弓削道鏡が769年1月に拝賀を受けており、同研究所は「幢旗の穴とみられ、奈良時代後半の国家儀式の様相を明らかにする成果」としている。
西宮は奈良時代前半に大極殿があった場所で、復元された大極殿の南側約50メートルで出土した。
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