新潟・城の山古墳は前方後円墳
新潟県胎内市にある前期古墳「城の山古墳」(4世紀前半)が日本海側最北の前方後円墳(全長約62メートル)であることが分かり、市教育委員会が12日、発表した。従来は直径約39メートルの円墳と考えられていたが、前方部が新たに確認された。日本海側の北限とされていた前方後円墳の菖蒲塚古墳(新潟市西蒲区)よりも約50キロ北上した。
城の山古墳から出土した武具と装身具の組み合わせが畿内の古墳と似ており、4世紀にはこの付近まで大和政権の力が及んだ可能性が高いとみられていた。
橋本博文新潟大教授(考古学)は「大和政権に重視されていた首長がいたと考えられる」としている。
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