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東福寺、重森三玲の砂紋を再現

[2014年10月24日 11:32]

東福寺、重森三玲の砂紋を再現

 京都市東山区の東福寺は24日、作庭家の重森三玲が手掛けた本坊庭園が今年6月に国の名勝に指定されたのを記念し、完成した1939年当時の砂紋を再現した。11月初旬ごろまで、見ることができる。
 本坊庭園は「八相の庭」と呼ばれる枯れ山水の庭園で、重森の代表的な庭の一つ。方丈の四方を庭が囲み、敷石や植え込みを幾何学的に配置するなど、独創的なデザインで知られる。
 当時の写真や図面を基に、職人が熊手で曲線や円を組み合わせ、荒波の躍動感を表現した。孫の千青さん(56)によると、昭和50年代まで三玲考案の砂紋が描かれていたが、その後別の砂紋に変わったという。

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