建設から100年以上たち、歴史的価値のある各国の利水施設を登録する「かんがい施設遺産」に選ばれた通潤用水(熊本県山都町)など9府県9施設のうち、8施設の管理者に23日、国際かんがい排水委員会(ICID)の日本国内委員会から登録証が授与された。欠席した石川県の施設管理者には後日渡す。
農林水産省であった伝達式では、国内委の佐藤洋平委員長(東大名誉教授)が「施設の適切な管理を通じ、かんがい農業の持続的な発展に寄与いただくことを期待する」とあいさつした。
登録制度は農業の発展に貢献し、技術的にも優れた水路やせき、ため池などを保存する目的でICIDがことし創設。
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