北海道で「ししゃも祭」豊漁願う
北海道白糠町で2日、アイヌ民族の伝統行事「ししゃも祭」が行われ、全道各地からアイヌ協会の会員ら約130人が集まり、道東では最近始まったばかりのシシャモ漁での豊漁と安全操業を祈願した。
アイヌ文化施設「ウレシパチセ」でカムイノミ(神への祈り)、茶路川の河口ではイチャルパ(先祖供養)を行い、設けられた祭壇に白糠町特産のシシャモなどを供え、古式舞踊を奉納した。
主催した白糠アイヌ協会の高木津吉会長(68)は「会員に若い人が少ないが、こういう機会を通しアイヌ文化に理解を深めて、後継ぎとなってもらいたい」と話した。
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