国宝・正倉院、3年ぶりの公開
約100年ぶりの大修理を終えた奈良市の国宝・正倉院で25日、2011年以来の一般公開が始まった。午前中から多くの入場者が訪れ、平成の正倉院の姿を間近に眺めた。
秋晴れの中、午前10時の公開開始と同時に、待ちわびた約50人が正倉院東側の門から入場。静かに見入って外観をカメラに収めていた。
姉妹で奈良を観光旅行で訪れていた横浜市の主婦久保寺貴美子さん(62)は「約1200年、時代ごとに守ってきた人々がいて今があるんですね」と感慨深げ。
正倉院は1913年に解体修理。傷みが進んだため2011年に修理を始め、一般公開を休止していた。
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