レンブラント版画に越前和紙?
福井県は18日、17世紀のオランダを代表する画家レンブラントの版画2点に、日本画紙やふすま紙として評価の高い県の特産品、越前和紙が使われていた可能性が高いと発表した。担当者は「確証が得られるよう、今後も調査を進めたい」と、海外の巨匠との縁に期待を寄せる。
レンブラントは「光の画家」などと呼ばれ、代表作の油彩「夜警」以外にも、数多くの版画を残している。
県や越前市などでつくる「越前和紙研究会」のメンバーが15~17日、版画を所蔵するオランダのアムステルダム国立美術館で、版画13点を顕微鏡で調査。2点の紙に江戸時代の越前和紙と似た特徴があった。
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