国立新美術館で改組新日展が開幕
公募展の日展で昨年、不正審査が判明したことを受け、名称を変更した「改組新第1回日展」が31日、東京都港区の国立新美術館で始まった。日展は審査の透明化など改革を進めているが、信頼回復への道半ばでの開幕。今年の応募点数は昨年と比べ全体で約1割減少し、約1万2600点。展示総数は約3千点。
開会式では、奥田理事長が「生まれ変わった日展をご覧いただきたい」とあいさつ。文化庁は改革の実行を見極める必要があるとして、昨年に続き、後援を見送った。日展も、昨年に引き続き、内閣総理大臣賞と文部科学大臣賞の選考を取りやめた。
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