東京フィルメックス開催へ
世界から独創的な作品を集め、特にアジアの若い映画人の発掘・育成に力を注いできたユニークな国際映画祭「東京フィルメックス」が22日から30日まで、東京・有楽町で開かれる。
映画祭は今年で15回目。特別招待部門のオープニングを飾る塚本晋也監督「野火」が話題で、映画祭を企画運営してきたスタッフらによる映画レビューをまとめた書籍「この映画を観れば世界がわかる」(言視舎)も刊行されるなど、記念ムードが盛り上がる。
アジアの新進監督が競うコンペティション部門には、ヨルダンから初出品となる「ディーブ」や日本の高橋泉監督「ダリー・マルサン」など9作品が出品され、中国の映画監督ジャ・ジャンクーを委員長とする審査員が、最優秀作品賞、審査員特別賞を選出する。
日本映画史に残る1960年公開作品の特集では、デジタル化された大島渚監督「青春残酷物語」、高橋治監督「彼女だけが知っている」と森川英太朗監督「武士道無残」を上映。クロージングはデビッド・クローネンバーグ監督がハリウッドセレブの心の闇を暴く最新作「マップ・トゥ・ザ・スターズ」。
会場は有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇など。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。