大阪ヨーロッパ映画祭開催見送り
過去20年にわたり秋に開かれ、欧州や日本の優れた映画を紹介してきた「大阪ヨーロッパ映画祭」の開催が、資金難などを理由に今年は見送られることになった。映画祭の事務局が8日、大阪市内で開いた記者会見で明らかにした。
主催者に名を連ね、映画祭事業費のうち700万円を負担していた大阪市が「一般市民向けの関連イベントが減り、一部の映画ファンのためだけの催しになっている」として今年から撤退。昨年まで映画祭実行委員長を務めた大学非常勤講師パトリス・ボワトー氏(54)は会見で「楽しみにしてくれていた人たちに申し訳ない」と話したが、現段階で再開のめどは立っていない。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。