大阪市が、文楽協会への運営補助金を2015年度の予算案に盛り込まず廃止する方針を決め、協会側に伝えていたことが25日、分かった。同協会は地方公演の企画などを担っており、協会幹部は「運営費がなくなれば、数年後には立ちゆかなくなる」と危機感を示している。
文楽協会によると、約1カ月前、市の担当部局の幹部から「協会の運営補助金と技芸員の活動費補助は、15年度の予算要求に入れていない」と説明された。従来の方式はやめ、市内の公演などについて事業ごとに申請を受け付け、助成の可否を検討する方向という。
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