家康時代の堀遺構を確認
浜松城の発掘調査を進めている浜松市は17日、本丸南側で、徳川家康が居城としていた時代に築かれた堀の跡を確認したと発表した。市によると、家康が居城としていたころの遺構が見つかるのは初めて。
市によると、浜松城は1570年に家康が築いたが、本拠を江戸に移した後は、別の大名が改修を繰り返したため、これまで築城時の遺構は見つかっていなかった。
今回確認されたのは、幅約11メートル、深さ約2メートルの堀跡。戦国時代は一般的だったとされる、土を掘っただけで石垣を設けない形式だった。江戸時代初期に埋め立てられたとみられる。浅いところでは江戸時代の茶わんが見つかった。
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