弥生の巨大柱、保存処理し初公開
弥生時代を代表する唐古・鍵遺跡(奈良県田原本町)で見つかった同時代最大級の柱が、24日、報道陣に公開された。25日から同町の田原本青垣生涯学習センターで初めて一般公開される。
柱は樹齢約110年のケヤキ製で、現存部分は長さ2・5メートル、直径83センチ。町教育委員会が2003年に発掘し、紀元前2世紀ごろの大型建物跡から18本の柱が見つかった。公開に向けた保存処理を実施したが、薬剤を柱に浸透させるのに7年間かかった。
柱が使われた建物の規模は、東西6メートル、南北13・7メートルとする説もあり、復元模型も展示している。
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