浪曲とパンソリの競演
日韓両国を代表する語り芸、浪曲とパンソリの合同公演が11月15日、東京都江東区亀戸のカメリアホールで開かれる。出演は、人気女性浪曲師の玉川奈々福とパンソリ唱者の第一人者安聖民。
浪曲は、説経節やデロリン祭文などの門付け芸がルーツで、長い間、寺社の境内や盛り場の仮設小屋で演じられてきた。物語をせりふと歌で表現するパンソリも、祭りや市の日に、広場で演じられた大道芸だった。
公演は「半島と列島を結ぶ芸能の道、路上の声」と題し、両国の風土と歴史を背景にして、路上から生まれた二つの語り芸が競演する。
奈々福は「日韓関係がおかしくなっているいま、芸能の場で互いを知り、尊敬し、つながり合う活動ができればいいと思う」と話している。
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