京都・東寺が両界曼荼羅図を公開
京都で普段は非公開とされている文化財の特別公開を前に、京都市南区の東寺灌頂院で24日、江戸時代元禄期の重要文化財、両界曼荼羅図が報道陣に披露された。重要な儀式を行う灌頂院で公開するのは初めて。
曼荼羅図は胎蔵界と金剛界の2幅からなり、縦約4・1メートル、横約3・8メートル。弘法大師が持ち帰った曼荼羅図を転写によって受け継ぎ、1693年に完成した。青、朱、緑に加え、金色を用いて緻密かつ色鮮やかに仏を描き、真言宗の教えを表現している。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。