中尊寺、秘仏4年ぶり公開へ
世界文化遺産の中尊寺(岩手県平泉町)は1日、遺産登録から5周年となる2016年の記念行事で、秘仏「一字金輪仏頂尊」を同年6月29日から11月6日まで一般公開すると明らかにした。開帳は12年以来、4年ぶり。
中尊寺によると、一字金輪仏頂尊は高さ76センチで、平安時代後期の作と伝わる。普段は収蔵され、特別な機会にのみ公開されている。
清水広元執事長(57)は「東日本大震災からの復興加速などを願い、この機会に一心に拝んでいただけたらと思う。祈りは力になる」と話した。
世界遺産・平泉は、平安時代に奥州藤原氏が築いた寺院や史跡で、震災後の11年6月に登録された。
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