正倉院、大修理終えて校倉再び
大正時代以来約100年ぶりの大修理を終えた奈良市の国宝・正倉院が21日、報道陣に公開された。2011年以来となる一般公開が25日から始まり、重厚な校倉造りを再び目にすることができる。
修理は主に瓦のふき替えと軒先の垂れ下がりを防ぐ補強で、瓦のふき方を変えたことで使用する瓦の枚数が減り、屋根は約3トン軽くなった。軒先は平均で2センチ上がった。
正倉院は奈良時代に建てられた高床式校倉造りの倉庫で、聖武天皇の愛用品や東大寺の法具など約9千件の宝物を収めていた。
公開は平日午前10時~午後3時。申し込みは不要で無料。詳しくは宮内庁ホームページで。
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