東寺文書を政府推薦に
政府は24日、2015年の記憶遺産登録を目指し、京都市の東寺に伝わる国宝「東寺百合文書」の推薦書を国連教育科学文化機関に提出したことを明らかにした。
東寺百合文書は、奈良から江戸時代にかけての約2万5千点に及ぶ寺院運営に関する古文書で、各時代の状況を伝える貴重な資料。足利義満の直筆や織田信長の「天下布武」の印が入った文書などを含む。1997年に国宝に指定された。
記憶遺産は自治体や非政府組織なども推薦可能で、15年登録に向けて東寺百合文書とは別に国内から3件の推薦書が提出されている。同時期の登録は1カ国2件までのため、日本ユネスコ国内委員会が絞り込む。
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