平等院鳳凰堂、平安の彩り再び
世界遺産・平等院(京都府宇治市)で18日までに、修理中の鳳凰堂を覆っていた素屋根がほぼ撤去され、平安時代の建立当時を再現したという丹色に彩られた姿が現れた。
平等院によると、修復は2012年9月に開始。鳳凰堂が建立された1053年に使っていたとみられる赤茶色の顔料「丹土」で柱や扉を塗り直した。屋根の鳳凰一対に金箔を施し、瓦は光沢の少ないものにふき替えた。
鳳凰堂の一部で9月までの工事を見込むが、4月2日に落慶法要を行う。内部拝観は同3日から約1年半ぶりに再開する。
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