ももクロが26曲熱唱
アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が東京・国立競技場で「ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会~NEVER ENDING ADVENTURE 夢の向こうへ~」と題したライブを開催し、5万5千人のファンを魅了した。
競技場のバックスタンド中央最上段、1964年の東京五輪を象徴する聖火台前にメンバー5人が登場。5本のトーチで聖火をともすと、厳かな雰囲気の中でライブが始まった。
デビュー曲の「ももいろパンチ」から、中島みゆきが作詞作曲した新曲「泣いてもいいんだよ」(5月8日発売)までリリース順に歌う演出で、路上ライブをしていた無名時代から、日本最高峰の舞台に上り詰めるまでの軌跡をたどった。
駆け出し時代、東京都立川市のデパート屋上で開いたイベントを、立川の前に「国」の字を付けて「国立川」と呼んでいたのも今は昔。高城れにが「夢の国立。オリンピックに負けないライブにしたい!」と宣言した通り、成長を遂げた5人は競技場狭しと駆け巡った。
聖火が夜空を焦がし、26曲を歌いきった5人を無数のペンライトが包む。この日が19歳の誕生日だった有安杏果は「みんなで目指した夢のステージ。これからも皆さんと一緒にたくさん夢をかなえていきたいので、ついて来てください」と、感極まった様子でファンに呼び掛けた。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。