来年の世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県)の保全状況を確認するため、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)による現地調査が26日、始まった。
10月5日までの10日間、オーストラリアの文化財の専門家が「橋野鉄鉱山・高炉跡」(岩手県釜石市)や「官営八幡製鉄所」(北九州市)など23の構成施設すべてを調査する。
26日は、大砲鋳造のため江戸幕府が幕末に造った「韮山反射炉」(静岡県伊豆の国市)を訪れ、溶かした金属を流し込む鋳型を置いた鋳台跡などの保全状況を確認。
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