米アート、フックド・ラグ一堂に
米国を代表するフォークアート「フックド・ラグ」の新作約60点を一堂に集めた「かぎ針で作る暮らしのアート フックド・ラグが奏でる、日々の喜び」展が、22日から東京・銀座のミキモト本店で開かれる。
フックド・ラグは、穀物袋を芯地にかぎ針で図柄を編み出した敷物。19世紀に米国の家庭で普及した。手作りの味わいが人気を呼び、近年日本でも愛好者が増えている。
今回展示されるのは、ライフスタイルジャーナリスト小林恵さんの指導でラグ作りを学んだ女性らによるポスターサイズの作品群。幾何学模様など米国の伝統的なデザインや日本の小学生の絵、イラストレーター大橋歩さんの絵をモチーフにするなど、多様なテーマで制作されている。東日本大震災で話題になった「奇跡の一本松」を描いた作品もある。
米国の草の根カルチャーを長く紹介してきた小林さんは「誰でも気軽に作れるラグには、無名の人々の想像力と創造力が詰まっています。ぜひ実際に見て、自分で作ることに挑戦してほしい」と話している。
入場無料。会場は中央区銀座4の5の5、同店6階ミキモトホール。11月11日まで(会期中無休)。問い合わせはミキモト カスタマーズ・サービスセンター、電話(0120)868254。
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